「ママ振袖をおしゃれにする方法が知りたい」
「ダサく見えないか不安」
ママ振袖を成人式で着る予定の人は、このような不安を抱えているのではないでしょうか。
しかし、ママ振袖は品質がいいものを購入していたケースが多く、アレンジ次第でおしゃれで上品なコーディネートになります。
この記事では、ママ振袖がダサく見える原因やコーディネートのコツなど詳しく紹介しています。
最後まで読めば、おしゃれなママ振袖コーディネートができるようになるでしょう。
もくじ
ママ振袖がダサく見える原因
お母さんが着ていた振袖、ママ振袖がダサく見えてしまう原因は主に4つです。
振袖の状態がよくない
振袖のサイズが合っていない
小物使いが古い
衣装合わせでの髪型がダサかった
これらの原因が合わさると、いい振袖でもダサく見えてしまうのです。
それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
振袖のサイズが合っていない
洋服を選ぶときにサイズ感を大切にするように、振袖も体の大きさに合っているか確認しましょう。
サイズが合っていない振袖を着ると、格好悪く見えてしまいます。
自分に合った振袖のサイズを確認する際のポイントは身丈、裄(ゆき)、横幅の3つ。
確認する方法は簡単ですよ!
身丈は肩から裾までの長さですが、着付けの際には「おはしょり」をつくるので実際の身丈よりも長くなくてはいけません。
おはしょりとは、帯の下にたたまれている部分のことです。
肩から裾までの長さが、身長のプラスマイナス5cm前後であれば問題ありません。
次に裄丈を確認します。
裄とは首の中央あたりから手首までの長さです。
振袖を羽織ったら袖を手でつまんで、軽く引っ張ります。
そして腕を斜め下45度くらいの角度にしたとき、袖の位置が手首あたりにくれば裄丈はぴったりです。
最後に確認するのは横幅。
腰回りの1番出っ張っている部分をメジャーで測り、以下の式で計算した数字に当てはまればちょうどいいサイズということです。
腰回り=後幅×2+前幅+13cm〜15cm=ヒップ
前幅は振袖の前身頃の幅、後幅は振袖の裾の背中心から脇のラインまでの幅です。
横幅が広すぎるとだぶついてしまいますが、狭すぎても窮屈で動きづらくなってしまいます。
もしもサイズが合わなければ、呉服店で身丈直しや裄丈直しを依頼しましょう。
振袖の状態がよくない
振袖にシミや黄ばみ、カビなどがあると、古くさく見えるだけではなくにおいの原因にもなります。
しばらく使っていないママ振袖は、成人式前にクリーニングした方がいいでしょう。
長い間タンスや衣装ケースにしまわれていると、自然と状態が悪くなってしまっている可能性があります。
クリーニングする場合は、着物専門のクリーニング店や呉服屋で依頼するのがおすすめです。
振袖は洋服のクリーニングよりも時間がかかるので、振袖を使う予定日の3ヶ月以上前にはクリーニングに出すようにしましょう。
小物の色づかいが古い
ママ振袖がダサく見える最大の原因は小物の色づかいです。
お母さんが成人式で使っていた振袖や小物は、ひとつずつ見れば悪くなくても合わせてみるとなんだかダサいと感じませんか?
振袖は小物の色によってガラッと雰囲気が変わります。
色使いを今どきにすれば、トレンド感のあるコーディネートに様変わり。
小物をいくつか新調すれば、古めかしい雰囲気はなくなります。
特に顔周りの色は重要です。
半衿や重ね衿は自分の顔をキレイに見せる色を選ぶといいでしょう。
→振袖をコーディネートするときのコツを専門店が解説!試着の前に予習しよう
https://furisode-chic.com/blog/coordinate/
衣装合わせでの髪型がダサかった
衣装合わせの際の髪型がダサいせいで、コーディネート全体が古くさく見えてしまうパターンも少なくありません。
「衣装合わせは本番ではないから適当でもいい」と思うかもしれませんが、髪型は第一印象を大きく左右する重要なポイントです。
髪型のせいで振袖までダサく見えてしまうのは残念ですよね‥
振袖レンタル店によって、衣装合わせでのヘアセットをしてくれる店とヘアセットがない店もあります。
衣装合わせでヘアセットしてもらえる場合は、なりたい髪型の参考画像を用意しておくといいでしょう。
ゆっくりヘアセットする時間はありませんが、イメージに近い髪型にはしてもらえるかもしれません。
ヘアアレンジが得意な人は、自分でセットしてから行けば万全です。
自宅でヘアセットして行く場合は、髪型が崩れないようにシャツなど前開きの服を着るようにしましょう。
ママ振袖の予算
ママ振袖を着る場合にかかる費用の相場はこちら
・しみ抜き 2,000〜3,000円
・振袖クリーニング 1万円
・サイズ直し(寸法直し) 1ヶ所につき8,000円
・小物代 フルセットで10万円〜
振袖のクリーニングは1万円前後が相場です。
染み抜きもするなら、1ヶ所につき2,000〜3,000円かかります。
振袖の寸法直しは、裄丈や身丈1ヶ所につき8,000円はするでしょう。
着付け用の長襦袢(ながじゅばん)もお直しする必要がありますが、長襦袢は3,000円前後で買えます。
寸法直しするより新調するのがおすすめです。
予算を大きく左右するのは小物で、すべて揃えれば安く抑えても10万円はします。
振袖用の帯は安いものだと数万円、高いと100万円以上するものも。
他には帯締めや帯揚げ、帯留め、半衿(はんえり)、草履(ぞうり)、バッグ、髪飾りも必要です。
いずれも数千円〜数万円と価格の幅が広いので、予算を決めて買った方がいいかもしれません。
小物一式を揃えてクリーニング、サイズ直しもするなら、予算は15万円ほどです。
ダサいなんて言わせない!ママ振袖コーディネート
それではいよいよ、ママ振袖のコーディネートのコツとアレンジ方法を説明します。
色の選び方
先ほども少し触れましたが、ママ振袖をコーディネートするときのコツは「色」です。
一昔前は、小物などを同系色でまとめた無難な配色でのコーディネートが主流でした。
例えば、帯締めがピンクなら帯揚げもバッグもピンクで統一するようなコーディネートです。
最近は遊び心のある色使いがトレンド。
帯締めに2〜3色織り混ぜてあったり、草履の天(足を乗せる面)と、巻(草履の側面)、鼻緒の色がそれぞれ違ったり、小物ひとつとっても複数の色を取り入れています。
振袖の色を引き立てつつ、アクセントになるような色を入れてみましょう。
例えば、真っ赤な古典的柄の振袖には黒や金色。
淡いピンクの振袖なら黄色や赤をプラスしつつ、全体的には柔らかめのカラーでまとめます。
真っ青な振袖は光沢のあるクリーム色や白との相性が抜群。
洗練されたイメージになります。
小物の色で迷ったときは、振袖の柄から色を選んでいくといいでしょう。
カラフルでもまとまりのあるコーディネートになりますよ。
トレンド感のある髪飾りを加える
トレンド感のある髪飾りを使うだけで、コーディネートの印象はガラッと変わります。
つまみ細工や水引を使ったレトロな髪飾り、レースやリボン、パールを使った洋風の髪飾りも人気です。
ドライフラワーでつくられたヘッドドレスで、クラシカルな雰囲気にするのもいいですね。
髪飾りの色や雰囲気も振袖とのバランスを考えて選んでくださいね。
帯結びでおしゃれ度アップ
ママ振袖は、帯結びでおしゃれ度をアップさせましょう。
帯にはさまざまな結び方があります。
シンプルな色柄の振り袖なら、華やかな胡蝶の舞(こちょうのまい)や花結び。
古典的な柄の振袖なら巾着結びやふくら雀でレトロに決めるのがおすすめです。
帯の中央に巻く帯締めも、アレンジ結びにすればおしゃれ感がアップします。
帯結びのバリエーションはこちらをご覧ください。
→振袖は帯結びで差をつける!基本の結び方とアレンジ6選
https://furisode-chic.com/blog/kimono-obimusubi/
ワントーンカラーに挑戦する
ママ振袖で今どき感を出すにはカラフルな色づかいがポイントだと説明してきました。
一方で、アンニュイな雰囲気のワントーンカラーコーディネートも人気があります。
コーディネートに使う色を絞り、帯締めや襟などの小物にパキッとしたさし色を投入。
柄や素材感で遊びを加えます。
おしゃれ上級者感が出る、少し難易度の高いコーディネートです。
ママ振袖がおすすめな人
ママ振袖は以下のような人におすすめです。
・人と同じ振袖は着たくない
・古典的なデザインが好き
・コーディネートを考えるのが好き
・振袖にお金をかけたくない
お母さんからのお下がりであるママ振袖は、ネガティブなイメージを持っている人もいます。
しかし、ママ振袖は他の人とデザインがかぶる可能性がほとんどありません。
「人と同じ振袖は着たくないな」という人にはぴったりです。
古典的なデザインが好きな人にもママ振袖が合っています。
昔ながらのデザインは、古典柄として正統派な振袖を着たい新成人に人気がありますよ。
工夫次第でおしゃれにできるママ振袖は、コーディネートを考えるのが好きな人にもおすすめです。
「振袖の予算を抑えたい」と考えている人にはもちろんですが、ママ振袖はさまざまな人にとって魅力があります。
ふりそでchicはママ振袖向けに小物レンタルしています
私たちふりそでchicは、新潟県上越市と十日町市にある成人式専門の写真館です。
成人式の前撮り後撮りから振袖のレンタルと販売も承っております。
小物のみでのレンタルもしているので、小物を購入せずにママ振袖を今どきのコーディネートにアレンジ可能です。
どんな小物があるか気になるという方は、ぜひふりそでchicの店内をご見学しにお越しください。
お客さまの撮影時にはスタジオ内が貸切となりますので、お手数ですが事前にお電話くださいね。
ママ振袖はダサくない!
長い間大切に保管されてきたママ振袖。
ママ振袖を着れば、お母さんだけではなくおじいちゃんおばあちゃんも喜ぶでしょう。
中にはママ振袖がダサく見えてしまう人もいるかもしれませんが、トレンド感を取り入れつつコーディネートすれば、最新の振袖にも見劣りしません。
上手にアレンジして、自分好みのコーディネートに仕上げてくださいね。