毎年1月になると、新成人の服装についての話題がニュースで取り上げられます。
ニュースでは、色とりどりの振袖やスーツ、中には風変わりなデザインの着物を見かけることもあるでしょう。
成人式では、正式なドレスコードが定められているわけではありません。
しかし、成人式は「成人したことの自覚を促して激励すること」が目的とされています。
成人として、そんなお祝いの場にふさわしい服装で参加したいですね。
この記事では、成人式での服装ごとのマナーやポイントを紹介します。
ぜひ、成人式の準備の参考にしてくださいね。
もくじ
成人式での服装のルールは?
成人式での服装は、基本的には自由です。
しかし、あまり成人式に相応しくない服装だと、常識のない人だと思われてしまいます。
自治体によっては、成人式の会場に入れてもらえないこともあるようです。
おめでたい場なので、きちんとした服装で臨みたいですね。
女性はやはり振袖を着る人が多いけれど、フォーマルなワンピースやスーツを着る人もいます。
男性はスーツが圧倒的に多いですが、最近は羽織袴で参加する人も増えています。
服装ごとのマナーとポイント
次に、成人式での服装のマナーとポイントを、振袖と羽織袴、スーツに分けて紹介します。
振袖を着る場合
振袖を着る際のマナーとポイントは以下の2つ。
・小物はフォーマル用のものを選ぶ
・変わった振袖を着たいなら前撮りや後撮りで着る
振袖は礼装なので、成人式にふさわしい式服です。
しかし、「格式」には気をつけなくてはいけません。
帯や帯紐などの小物には、フォーマル用・カジュアル用とそれぞれ格式があります。
礼装である振袖には、フォーマル用の小物を合わせるのがマナーです。
振袖をレンタルしたり購入したりする場合は、専門知識があるスタッフがコーディネートを手伝ってくれるので、振袖のマナーが分からないという人も心配いりません。
ご自宅にある振袖に合わせて小物を買い足す場合は、着物店で相談しながら小物を選びましょう。
また、最近は花魁(おいらん)スタイルの着物で成人式に出席する人もいますが、肩を出す着こなしは成人式にふさわしい服装とはいえません。
花魁のような格好をしてみたい人は、前撮りや後撮りのときに挑戦してみてはいかがでしょう。
華やかな「花魁風デザイン」の振袖を用意しているお店もあります。
羽織袴を着る場合
羽織袴を着る際のマナーとポイントは以下の通りです。
・羽織は格式の高い紋付羽織を選ぶ
・小物を持つなら白い扇子にする
・木刀や刀は持たない
袴にも振袖のように格式があります。
成人式で着るのは、正装である紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)です。
「紋」という印が入った着物のことを紋付き羽織といいます。
袴は、歌舞伎役者が履いているような裾の幅が広いズボンのようなものです。
成人式では、「黒紋付」という黒い羽織に、しま模様の袴を合わせるのが王道。
最近は白紋付、色紋付と羽織のカラーバリエーションが豊富になっています。
袴もしま模様以外に、無地や亀の甲のような亀甲紋(きっこうもん)という柄などデザインがさまざまです。
明るめの色の羽織を選んだら、袴はシンプルなものを合わせるとバランスがよくなります。
たまに、羽織袴に合わせて木刀や刀を持ち歩く人もいますが、大勢の人が集まる場に持って行くのはあまりおすすめできません。
羽織袴に合わせて小物を用意したいという人は、白い扇子を持ちましょう。
スーツを着る場合
スーツを着る際には、以下のマナーとポイントに気を付けましょう。
・スーツの色は少し明るいトーンを選ぶ
・男性はシャツの色は白がベター
・派手な色や柄のシャツはNG
・ジャケットの1番下のボタンは開ける
・スカートの丈は短すぎないように注意
・アクセサリーはつけ過ぎない
・ポケットに物を詰めない
スーツは、成人式が終わった後も就活や仕事で使えるのがメリットです。
ただし、成人式はお祝いの場なので、ビジネス感が出ないように工夫をしましょう。
スーツの色は、真っ黒ではなく少し明るいトーンのものを選ぶのがポイントです。
黒やネイビー、グレーのスーツに明るい色柄のネクタイと茶系統の革靴を合わせると、ビジネススーツ感が和らぎます。
シャツの色は白が基本です。
最近は、薄いブルーやビンクなど爽やかな色味のシャツを着る人もいますが、派手な柄物のシャツは避けて。
ジャケットのボタンは、1番下を開けるのがマナー。
ネクタイはベルトにかかるくらいの長さに結ぶようにしましょう。
女性の場合は、ベージュや水色、淡いピンクなど明るい色のスーツもおすすめです。
黒やネイビーのスーツを着る場合は、アクセサリーや小物で華やかさをプラスしましょう。
ただし、アクセサリーの着け過ぎはNGです。
スカートを履く場合、あまり丈が短くならないように気をつけてください。
二次会での服装はどうする?
成人式に振袖や袴を着て行った人は、二次会の前に着替えることがほとんどです。
振袖は食事しづらいので、面倒でも自宅に戻って動きやすい服装にした方がいいでしょう。
成人式にスーツで出席した人は、そのままでも構いません。
しかし、男女ともに少しカジュアルな装いに着替えるのがおすすめです。
女性なら、キレイめのワンピースや、ブラウスにパンツ。
男性はカジュアルなジャケットとパンツスタイルなら、二次会を気兼ねなく楽しめるでしょう。
新成人として服装のマナーを守ろう!
成人式は、新成人のみなさんのための行事です。
しかし、なんでも自分の好きなようにやっていいわけではありません。
ご家族や他の参加者の気持ちも考え、みんなが心からお祝いできる成人式にしたいものです。
そのためには、成人としてマナーを守ることが大切。
おしゃれも成人式も、常識の範囲内で楽しんでくださいね。
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