一生に一度の成人式、髪型もメイクも妥協したくないですよね。
しかし、美容院や振袖レンタル店で、イメージ通りのメイクにしてもらえるか不安に感じている人もいるでしょう。
実際に、成人式を経験した大人たちの中には「メイクが微妙だった」「いつもの自分と違いすぎて違和感があった」という人も少なくありません。
そこで今回は、自分でできる振袖メイクのポイントを解説します。
成人式のメイクを自分でやるか迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
振袖のメイクは自分でやっていいの?
振袖レンタル店で振袖を借りる場合、成人式や前撮りの際のメイクはオプションでついていることが一般的です。
提携している美容院や、振袖レンタル店でメイクをしてくれます。
ですが事前に伝えれば、自分でメイクをしても問題ありません。
すべて自分でメイクするケースもあれば、ベースメイクだけ自分でやる、眉毛だけ自分でかく、という人もいます。
メイクにこだわりがある人やお気に入りのコスメを使いたい人は、美容師や振袖レンタル店のスタッフに任せず、自分でメイクをしてもいいでしょう。
自分でメイクをするメリットとデメリット
自分でメイクするメリットは3つあります。
・自分の希望通りのメイクができる
・費用を抑えられる
・事前に練習できる
セルフメイクの1番のメリットは、自分の希望通りのメイクができることですね。
美容院などでメイクをしてもらう場合、担当者とイメージの共有がちゃんとできないと、「思っていたメイクと違う…」と残念な気持ちになるかもしれません。
しかし、自分でメイクすればそんな心配はありません。
自分の見せ方は誰よりもよく分かっているため、顔立ちに合ったメイクができるでしょう。
振袖のレンタルとメイクが別料金のプランや、自宅にある振袖を着る場合には、メイクの費用を抑えられることもメリットです。
美容院でのメイクの相場は、5,000円前後。
着付けをできる人が家族や知り合いにいれば、成人式当日の準備にかかる費用は0円です。
デメリットは、振袖に合ったメイクを知らないことです。
プロにメイクを頼むと、イメージとは違かったとしても「振袖に合うメイク」にはなります。
振袖メイクの知識がないままメイクをすると、失敗してしまう可能性が高いので、事前練習は必須です。
失敗しない!振袖メイクのポイント
振袖に合うメイクは、普段のメイクとは大きく異なります。
最近はツヤ肌に目が大きく見えるアイメイクが主流ですが、振袖に合うのは「日本美人」なメイク。
凹凸が少なく、キリッとした目元。
日本人形をイメージすると分かりやすいかもしれませんね。
また、いつもより濃いめのメイクを意識するといいでしょう。
それぞれのパーツごとに、具体的な振袖メイクのポイントを解説します。
ベースメイクはマットに
振袖メイクでの最重要ポイントは、ベースメイクです。
ベースは、サラッとしていて上品な印象のマット肌に仕上げましょう。
陶器のような肌は、上品でお人形のような雰囲気になります。
化粧水でしっかり保湿をしたら、化粧下地を塗ります。
肌の凹凸をなくすために、カラーコントロールやカバー力のある下地を選ぶのがおすすめです。
ファンデーションはリキッドタイプを薄く塗ります。
最後に、フェイスパウダーを軽く塗ったらベースメイクは完了です。
フェイスパウダーは、パールがないものか少なめのものを選んでくださいね。
普段のメイクでは小顔に見せるために陰影をつける人も多いかもしれませんが、シェーディングやハイライトは使わないが振袖になじみます。
まゆげはしっかりめが正解
ベースメイクの次に重要なのが、眉毛。
いつもより、太く・短い眉毛をかきましょう。
眉頭は、いつもより少し眉間に近い場所からかき始め、眉尻は目尻の上くらいまで。
ゆるやかなカーブを描くようにします。
現代的な細いアーチ型のまゆはNGです。
アイメイクはシンプルにきめる
アイシャドウは、ベージュ系の色がおすすめです。
振袖でのメイクは、頭から爪先までのバランスが大切。
あえてシンプルなアイメイクにすることで、華やかな振袖を引き立てます。
カラフルなアイシャドウを塗ったモデルさんの写真を見かけますが、色のチョイスを間違えると、振袖とのバランスがチグハグに。
もしもアイシャドウで差し色を入れたければ、着物や帯に使われている色を入れましょう。
次に、アイラインで切れ長の「日本美人」な目元をつくります。
黒目の終わり部分から目尻、そして目尻の延長線上に3~5mmほどラインを引きます。
ペンシルタイプではなくリキッドタイプのアイライナーを使いましょう。
チークはふんわりナチュラルに
頬には、自然な色味のチークを軽く乗せましょう。
濃い色のチークをたっぷりつけると、子どもっぽい印象になってしまいます。
あくまでも、ふんわりナチュラルに。
肌によくなじむベージュ系のチークなら失敗しません。
リップでアクセントをプラス
チークやアイシャドウはナチュラルカラーが振袖メイクの基本ですが、リップはしっかりめの色を選びましょう。
ヌーディーカラーのリップを塗ると、野暮ったい印象になってしまいます。
振袖の色やデザインに合わせて、赤かピンク系のリップをチョイス。
赤や黒の振袖には赤系、ピンクやベージュの振袖にはピンク系がよく合います。
同じ色の振袖でも、古典的な柄やクールなデザインなら赤系、キュートな振袖にはピンク系、と雰囲気に合わせてリップの色を考えるのもいいでしょう。
振袖メイクは自分でやろう
ここまで、振袖に合ったメイクのポイントを紹介しました。
最後に重要な部分をまとめます。
・全体的に濃いめのメイクを意識する
・ベースメイクはマットに
・まゆげは太く、短く、平らに描く
・アイシャドウはシンプルな色を選ぶ
・アイラインはリキッドで切れ長の目を意識
・チークはふんわりナチュラルに
・ヌーディーカラーのリップはNG
振袖に合うメイクは、普段のメイクとは違います。
上記のコツをふまえて練習すれば、きっと自分でも振袖に合ったメイクができるでしょう。
自分の魅力を最大限に引き出せるのは、自分自身!
イメージ通りのメイクができるように、練習してみてくださいね。