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成人式は何歳でやる?2022年の成人年齢引き下げで変わること

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2022年に民法を改正し、成人年齢が18歳に引き下げることが決定しました。

「成人したら何が変わるの?」
「成人式はいつになるんだろう?」

これから成人を迎えるみなさんは、そんな疑問でいっぱいかと思います。

そこでこの記事では、具体的な成人年齢の引き下げの時期や成人になったら変わること、成人式への影響についてまとめました。

成人式の準備で困らないためにも、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

成人年齢が引き下げられる理由は?

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日本での成人年齢引き下げは、140年以上ぶりのことです。
なぜわざわざ成人年齢を引き下げるのか疑問に思う人も多いでしょう。

法務省のウェブサイトには以下のように書かれていました。

”近年,憲法改正国民投票の投票権年齢や,公職選挙法の選挙権年齢などが18歳と定められ,国政上の重要な事項の判断に関して,18歳,19歳の方を大人として扱うという政策が進められてきました。こうした政策を踏まえ,市民生活に関する基本法である民法においても,18歳以上の人を大人として取り扱うのが適当ではないかという議論がされるようになりました。世界的にも,成年年齢を18歳とするのが主流です。  成年年齢を18歳に引き下げることは,18歳,19歳の若者の自己決定権を尊重するものであり,その積極的な社会参加を促すことになると考えられます。

参照:https://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00238.html”

平たくいうと、「選挙権を持つ年齢を引き下げるから、成人年齢も併せて18歳にしよう」ということです。

イギリスやオーストラリア、インドなど成人年齢が18歳の国も多いんですよ。

成人年齢が18歳になるのはいつから?

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民法が改正されて成人年齢が引き下げられるのは、2022年4月1日です。
つまり、令和4年度から成人年齢が18歳になります。

誕生日が2022年4月1日の人は、いち早く成人を迎えるということです。
そこで気になるのが、法改正前に18歳になっている人たちですよね。

すでに18歳と19歳の人たちは、2022年4月1日になった時点でみんなが一斉に成人となります。

・2002年4月1日生まれ〜2004年4月1日生まれ:2022年4月1日から成人扱い
・2004年4月2日生まれ〜 誕生日を迎えたら成人

いきなりみんな成人になるなんて、少し不思議な感覚ですね。

成人年齢引き下げによる4つのメリット

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成人年齢が18歳に引き下げられると、メリットが4つあります。

18歳成人でのメリット
・有効期間が10年間のパスポートを取得できる
・携帯電話やアパートなどを契約できる
・男性も結婚できるようになる
・対象国家資格を取得できる

ひとつずつメリットを見ていきましょう。

有効期間が10年間のパスポートを取得できる

パスポートは有効期間が5年のものと10年のものがあります。

未成年は成長に伴い外見がどんどん変化する時期なので、有効期間が5年のパスポートしか取得できません。

18歳で成人になれば有効期間が10年のパスポートを取得できるようになり、申請にかかる手間ひまと手数料を抑えられます。

有効期間10年のパスポートの取得費用が18,000円に対して、12歳以上の未成年は有効期間5年のパスポートを取るのに11,000円もかかるんですよ。

携帯電話やアパートなどを契約できる

携帯電話やアパートなどの契約は、未成年であれば保護者の同意が必要です。

しかしこ18歳で成人になれば、保護者の同意がなくても自分の意思と責任のもとで契約を結べるようになります。

クレジットカードや車のローンなども契約可能です。

ただし、契約金額が大きかったり支払い能力が厳しく問われたりするような契約については、18歳では難しい場合もあります。

男性も結婚できるようになる

今までは結婚できる年齢は女性が16歳から、男性は18歳からでした。

成人年齢の18歳に引き下げに伴い、女性も婚姻開始年齢が18歳に引き上げられます。

女性の社会進出など時代が変化したこと。

そして結婚するなら18歳くらいの社会経験や知識があった方がいい、という理由です。

対象国家資格を取得できる

公認会計士や行政書士、司法書士などの国家資格を取得できる最低年齢は、20歳以上です。

これらの資格も成人年齢の引き下げに合わせて、18歳以上であれば取得できるようになります。

公認会計士や司法書士などの試験自体は、未成年が受験することも可能です。

しかし、試験に合格しても実際に業務を行うためには、成人でなくてはいけません。
成人年齢が18歳になることで、今後は10代の若い会計士や司法書士が誕生するでしょう。

あらゆる可能性が広がりますね!

成人しても20歳まではできないこと

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18歳成人によるメリットを紹介しましたが、なんでも自由にできるようになるわけではありません。

引き続き20歳の年齢制限を維持することもあるので、注意が必要です。

20歳の年齢制限を維持すること
・飲酒 ・喫煙 ・競馬やオートレースなどの公営競技

「成人になったということは、お酒が飲めるようになるの?」と真っ先に考える人も多いでしょう。

しかし、飲酒は18歳成人でもNG。
タバコの年齢制限も20歳のままです。

オートレースや競馬といったギャンブルも、今までどおり20歳になるまでは見に行けません。
心身の健康のために、20歳の年齢制限を維持するそうです。

成人式は何歳で参加する?

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成人式の対象年齢については、国では特にルールをつくっていません。
各自治体(市町村)ごとに決めることになっています。

2022年4月以降に成人を迎える人たちは、高校3年生です。

「受験や就職など進路を決める大切な時期に成人式に参加できるのか?」と不安に感じるでしょう。

お子さんが進学するご家庭にとっては、経済的な負担がまとまった時期に来てしまうこともあり、あまり歓迎されていません。

成人式には、中学や高校時代の友人に会うという楽しみが大きいため、高校在学中に成人式をやっても盛り上がらない、という意見もあります。

これらの意見を踏まえて、今のところは「成人式は今までどおり20歳に達する年度に開催する」と発表している自治体がほとんどです。

2022年度の成人式は、2002年4月〜2003年3月生まれの人たちが参加対象になります。

しかし、2022年1月時点で三重県伊賀市は「成人式の対象年齢を令和4年度から18歳にする」と発表しました。

成人式の参加年齢が20歳の自治体
東京都大田区、東京都町田市、神奈川県川崎市、大阪府豊中市など

成人式の参加年齢が18歳の自治体
三重県伊賀市

今後も、伊賀市のように18歳で成人式を開催する自治体が出て来ないとも限りません。
お住まいの自治体からのお知らせには、アンテナを張っておきましょう。

注意するべき成人式への影響

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成人年齢の引き下げが及ぼす成人式への影響は、成人式の対象年齢以外にもあります。

成人式が3学年で同時に開催される?

2022年4月になると、すでに18歳と19歳になっている2学年もまとめて成人します。

さらに、4月以降に誕生日を迎える人も成人していくということは、2023年の成人式は3学年で開催されるのでは?

そんな心配の声が、新成人だけではなく自治体や振袖業界など各方面から上がっています。

実際に、先ほど紹介した三重県伊賀市は、2023年のみ3学年の成人式を開催すると発表しました。
とはいえ、開催日は3日に分けるので3学年同時開催にはなりません。

もしも3学年同時に成人式を開催するとなると、会場の面積的に難しいという問題があるのです。
他の自治体も、3学年同時に成人式を行う可能性は低いでしょう。

成人式の準備はいつか始めればいい?

成人年齢を引き下げることによって、振袖のレンタルや記念撮影についても変化があるかもしれません。

成人式の準備は、現状では成人式の1年以上前に始める人がほとんどです。
成人式まで1年をきると、徐々に選べる振袖が減っていきます。

また、写真の前撮りも希望日にできない、成人式当日の着付け時間が早くなってしまうといったこともあるでしょう。

もしも2023年に3学年が一斉に成人式を開催することになれば、今まで以上に予約が取りづらくなるかもしれません。

また、成人式の参加年齢が一律ではなく、18歳と20歳の地域が出てくることで、振袖業界全体が成人式の準備を早めていくでしょう。

以前から、成人式の準備をする時期が年々早くなってきていました。成人年齢引き下げの影響で、振袖の準備は高校生のうちに…という流れが加速しそうです。

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