待ちに待った成人式。
楽しみな反面、慣れない服装や分刻みのスケジュールに少し不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、成人式の当日までに準備すること、当日の流れ、式典終了後の流れまで詳しく解説します。
成人式の流れや持ち物をしっかりチェックしておくことで、遅刻や忘れ物を防止。
成人式当日に慌てることなく、落ち着いて式典に参加できるでしょう。
これから成人式の準備をする人は、ぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
成人式当日までに準備すること
まずは、成人式当日までに準備することから確認していきましょう。
振袖の準備
成人式で絶対に忘れられないのが振袖です。
着付け小物も含めるとかなりの量になるので、必ず事前に準備しておきましょう。
着付けの際の持ち物
・振袖
・長襦袢(ながじゅばん)
・帯
・帯揚げ
・帯締め
・帯まくら
・重ね衿(かさねえり)
・衿芯(えりしん)
・足袋(たび)
・草履(ぞうり)
・腰紐
・コーリンベルト
・伊達締め(だてじめ)
・三重仮紐
・前板
・後板
・髪飾り
・フェイスタオル
上記が一般的な持ち物ですが、着付けする店によっても多少異なります。
もしも足りないものがあれば買いに行かなくてはいけないので、遅くとも成人式の1週間以上前にはチェックを済ませるようにしてください。
呉服屋さんなどで振袖を買って着付けも予約した場合は、振袖をお店で預かっておいてくれるケースもありますよ。
振袖以外の持ち物の準備
成人式で振袖以外に持っていくべき物はこちらです。
・成人式の招待状
・ハンカチ
・ティッシュ
・お財布
・メイク直し用のコスメ
・着付け用のクリップまたは洗濯バサミ
・モバイルバッテリー
成人式の招待状を持っていなくて、式典会場に入れなかったというケースもあります。
招待状は絶対に忘れないように注意してください。
ハンカチやティッシュ、お財布、メイク直し用のコスメは振袖用の小さなバッグには収まらないので、サブバックを用意しましょう。
サブバッグがあれば、式典で渡されるパンフレットなども入れられるので便利です。
ショップバックや紙袋ではなく、振袖に合わせてきちんとしたバッグを用意してくださいね。
着付け用のクリップ・洗濯バサミは、お手洗いに行くときのお役立ちアイテムです。
足を肩幅に広げて、振袖の裾を胸の高さまでまくり上げます。
裾を帯に軽くはさんでクリップか洗濯バサミで抑えれば、着物を汚しません。
成人式では、写真をたくさん撮ったり家族や友人に連絡したり、スマートフォンを使う機会が多いでしょう。
帰宅までにスマートフォンの充電がなくなってしまう可能性があるので、モバイルバッテリーを用意しておくのがおすすめです。
身だしなみを整える
成人式前日の夜は、念入りにボディケアをしましょう。
普段はシャワー派の人も、成人式前はお風呂にゆっくり浸かって。
新陳代謝がアップしてお肌の調子がよくなったり、毛穴の汚れがよく落ちたりといいことづくめです。
さらに、体が温まることによってリラックスしぐっすり眠れます。
お風呂から出たら、メイクがよく乗るように丁寧に保湿を。
顔そりをしようと思っている人は、必ず成人式の2〜3日前に済ませてください。
カミソリの刺激によって顔に赤みが出てしまうケースもあるので、心配な人は美容院でやってもらいましょう。
ボディケアが済んだら、成人式に備えて早めに寝るようにしてくださいね。
成人式当日の流れ
成人式当日、振袖レンタル店や呉服店などでメイクから着付けまで済ませる場合の流れを紹介します。
①自宅で身支度する
朝起きたら、簡単に身支度を整えます。
顔を洗ってしっかり保湿し、髪の毛をブラッシングすればOK。
メイクはしないで行くのが一般的ですが、ベースメイクまでなら自分でやってもいいというお店もあります。
スッピンで出かけるのに抵抗がある人、ベースメイクにこだわりがある人は、メイクをしてもらうお店へ事前に確認しましょう。
家を出たら、帰ってくるまでゆっくり食事する時間がありません。
少しでもいいので朝ごはんを食べてから出発してくださいね。
成人式当日は、朝から多忙なスケジュールですよ!
②着付け会場に行く
まずは、着付け会場または美容院へ行きます。
ヘアメイクを済ませてから振袖の着付け、という流れです。
ヘアメイクの所要時間は約40分。
着付けも40分前後かかるので、合わせて1時間30分ほどで終わります。
「こんな風になりたい」というイメージ写真や前撮りのときの写真を用意しておくと、希望通りにセットしてもらえますよ。
大きな着付け会場だと何百人もの新成人に着付けするため、着付師さんも大忙しです
スムーズに着付けできるように、前ボタンのシャツなど着替えやすい服を着ておきましょう。
③ネイルチップをつける
ネイルチップを使う予定の人は、着付けが終わった後につけましょう。
ネイルチップをつけた状態で着付けすると、爪に振袖が引っかかってしまうかもしれません。
爪が引っかかると着付けしづらいだけではなく、ネイルチップが剥がれたり振袖を傷つけたりする可能性もあります。
ネイルチップは着付け後に会場でつける、または式典会場へ移動する車の中でつけるなど、あらかじめ場所やタイミングを考えておいた方がいいでしょう。
④成人式会場へ移動する
着付けとヘアメイクが終わったら、成人式の会場に移動します。
着付け会場から離れている場合は車で移動するかと思いますが、座り方には気をつけましょう。
背もたれに寄りかかると、帯結びの形が崩れてしまいます。
電車やバスで移動する場合は、つり革は持たないように気を付けてください。
腕を上げると着崩れの原因となり、帯周りの着物がだぶついてしまいます。
⑤式典に参加する
成人式会場に着いたら、いよいよ式典です。
自治体にもよりますが、式典の所要時間はおおよそ1時間。
しかし、式典の前後は級友との再会で盛り上がるものです。
写真を撮ったりおしゃべりしたりといった時間を含めると、3時間〜4時間はかかるでしょう。
成人式の開始時間は自治体によりますが、お昼前後に開催されるのが一般的ですよ。
⑥同窓会に行く
成人式の後は、仲の良い友人同士や元クラスメイトで同窓会を開くこともあるでしょう。
同窓会に参加するなら、振袖から着替えるのがおすすめです。
振袖では食事しづらいし、汚さないように気をつかいます。
家に戻るのは少し面倒かもしれませんが、着替えをした方が同窓会を気兼ねなく楽しめますよ。
スーツやワンピースで式典に参加した人たちは、そのままの服装で同窓会に来る人がほとんどです。
周りの服装に合わせて、きれいめのワンピースや少しフォーマルな洋服を選ぶといいでしょう。
写真撮影は前撮りがベター
成人式当日の流れを見て、「写真館での撮影はしないの?」と思った人もいるかもしれません。
式典当日に撮影ができる写真館や、着付け会場の一角で撮影セットを用意して写真撮影するケースもあります。
しかし、成人式当日の写真撮影はおすすめしません。
成人式の準備はただでさえ忙しいのに、写真を撮るとなるとさらに忙しく、落ち着いて撮影できないからです。
撮影時間を確保するために、朝早い着付けになる可能性もあります。
成人記念の写真は一生ものです。
成人式とは別の日に、前撮りまたは後撮りを予約しましょう。
成人式の流れを抑えて余裕を持とう!
以上、成人式の流れと準備についてでした。
成人式当日は朝から夜まで忙しい1日になるかと思いますが、しっかり準備しておくことで心にも時間にも余裕が持てます。
準備万端でのぞんで、成人式をめいっぱい楽しんでくださいね。